Salon de AManTo天人 14周年の言葉

「中崎町実験ファイル」として始まったSalon de AMnTO天人は

本日14周年記念日を迎えました。

たった一人で始まった試みAManToは、皆様のおかげで今では中崎町に

14店舗に広がりアートエコビレッジとして運営されています。

ここまでこれたのはひとえに、今までご支持応援いただいた皆さんのおかげです!

本当にありがとうございます。


去年1年は、特に海外への招聘も多く、僕らのムーブメントは

様々な事例報告会や学会、研究会で発表させていただきました。


地域活性化のみならず、国際協力、被災地支援、防災防犯への取り組み、

ソーシャルビジネス、ソーシャルメディアなど

多方面の方々から関心と興味をもっていただき、

現在、僕らは「アートの様々な取り組み」という枠を超えて、

「様々なジャンルでの、アートでの挑戦」といった風にその様相を変えつつあります。

 

天人は、ある時はカフェ、

ある時はコミュニティスペースの名前、

地域の共同体であったり、アートプロダクトの名前であったり

様々な所で様々な受け取られ方をしていただいています

そしてそれは全部正解です。


中国など漢字圏の人にとって、 アマントは天の人の意味ですし

英語圏の人々にとってはA Man To ~と読んでCelestial beingとなります。

エスペラント語でamantoは「愛される人に」

日本語では天下人の意味も隠されています。

皆がそれぞれの道で天下人になる時代という意味です。


しかし、僕らにとって「天人」はJast  AManTo

一つの生き方、ライフスタイルだと思っています。

ライダーとかサーファー、ヒッピーとか言う言葉がありますが、

それらを名乗る人々は何かの団体に所属しているわけではなく

その人の生き方、在り方として誇りを持って自らをそう呼んでいるわけです。


僕も、将来、この「アマント」という言葉が独り歩きをし、

一つのスタイルとして世界の人々に使ってもらえたらと考えた事がありました。


2010年マニラでの事です。

僕はヒョンな事から、Jun  Amanto  と呼ばれてしまいます。

(フィリピンのとあるイベントでdancer JUN from AManToが、

MR Jun  Amanto  として報道され、

それが海外メディアでの通称になってしまったというわけです。

僕の本当のダンサー名はJUNのみ)

そこで僕がグループの名前だったAManToを名乗る事にしたわけです。


15年目を迎えた今年から、いよいよ

「天人」という言葉自体の「一般名詞化」を本格化させたいとおもっています。


 これからは、皆さんも自分の事を「アマントビト」だと思って下さるなら

どうぞ自由に「天人」を名乗ってくださって結構ですよ!!)


大阪中崎町の Salon de AMnTO天人の役割は、

いわば本格的な「天人」を目指したい人の総本山。

天人イズムを学ぶ学校であり啓発センターであるというわけです。


金春竹禅竹は明宿集の中で「芸の道をいうもの非僧非俗であれ」といわれています。


非僧非俗とは、出家ではないけれど凡人でもないという意味です。

この微妙な道を極めるのが芸人だというのです。


どこまで進化してもたんなる聖者を目指さず俗世に寄り添い

一般のように現世的成功だけでもない生き方

これは僕の天人スタイルにあり続け「天人」の理念に多大な影響を与えています。


15年目を迎えて僕自身も芸人として原点回帰し、

もう一度芸術家としてしっかり足元を固めつつ、

仲間と共にグループ一丸となって

「仕事とボランティアを分けない新しい生き方」という

文化を発信続けてまいりたいと思っています。

どうぞこれからも宜しくお願いします!!

 

2015年7月26日

 Salon de AManTO代表 Jun Amanto       

 

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