新しいアースデーの形「365アースデイ中崎町」
もし「天人元気届隊」がアースデーを行うとしたら
現在のアースデーはゲイロード・ネルソンによって1970年4月22日に環境問題についての討論集会呼びかけから始まりました。世界に広がったアースデーは、日本では1990年から2000年までを一つの区切りとして毎年4月を中心に催しが行われ、2001年以降も様々な解釈や形態のもと継続的に行われています。
アースデーは「環境問題」という言葉を一般化し、世界に広くその問題提起を行ってきました。2012年、私たち「天人元気届隊」は新しいアースデーの形を提案していこうと考えています。
これは西日本から東北震災を考え新しいライフスタイルを提案し続けている「天人元気届隊」の「GO」、「STAY」、「 BACK」の活動の中で「STAY」の活動になります。
大きなアースデー…東京が手本
日本のこれまでのアースデーの多くは国内最大の規模を誇る「アースデー東京」が見本となっています。首都である東京で開催されるため、その情報量、来場者数とも圧倒的なものを誇っている東京アースデー。資本が集まり、集客が可能である首都での開催であることから、出展料やブース規模など企業向けのものも多く環境フェスティバルの見本市の様相を呈しそのスケールは拡大し続けています。文字通り日本のアースデーの最先端の東京アースデー。しかし地方がこれを手本として大規模公園や緑地などで貸切で開催する場合、企画に無理が生じる場合もあるのではないでしょうか?
364日のアースデー?
一年に一度ぐらいは「環境」の事だけを考えて過ごしましょう!この呼びかけはGNPが国の豊かさの指標であった70年代、斬新なものでした。
しかし今日、我々の物質文明は悲鳴を上げ、ほぼ環境問題を考えないで暮らす事の出来る日はないといっても過言ではないのでしょうか?
これはアースデーの功績でもあり、先人たちのお陰であり感謝せずにはいられません。
残りの364日がアースデー的になってきているとすれば(たとえばロハスなどはその流れで生まれてきた言葉ですね)私たちは、今日年の年1度のアースデーで何を行うべきでしょうか?
小さなアースデーの登場
大規模な環境改善のスタイルと同時に庶民の日常の心がけ街づくりが環境とリンクするようになりました。その観点から言えば、普段関わりの少ない人の住んでいない広大な会場で行うフェスティバルという形のアースデーとは別の形態として、2000年からこの10年余りで地域で行うアースデーの様々な形が生まれています。福祉施設や店舗単位、NPO単位で行われる小さなアースデーはアースデーの解釈や定義に多様性をもたらしました。
小さくて大きいアースデー
2012年以降のアースデーの形の一つとして東北大震災を経験した後の日本から世界に発信するべきアースデーの形は、「小さくて大きいアースデー」です。
日本で311に悲惨な震災がおこり、「防災」という言葉が意識されるようになり、地域の繋がりがイザという時、生死を分けるという事が証明されました。
広大な敷地でイベントのプロが仕切り、最先端の商品や情報を紹介するアースデーではない、ローカルで普段の地域の防災に役立つ地域交流の場としてのアースデーはいかがでしょう?
地域全体が街ごと会場
軒先フリマに、街かどアースデー地域の全体でなくとも主旨に賛同する有志が街のあちこちで同時多発的に自分の環境に対するライフスタイルを表現するのです。
これによって…
(1)地域の広域避難場所を数か所含める形で、それを囲む街全体で行うことで場所は無限に広がっていく。
(2)会場はいくつかのセンターを中心として、そのまわりにある店舗、個人宅、庭の軒先など、参加したい人が参加できる範囲で行うので隣近所の繋がりと絆作りが可能ですこれは防災に役立つ地域作りのベースを作ります。
緑地などをイベント会場として押さえる必要がなく、コストが押さえられ、来場者に街を知ってもらう事で個人商店などの商業が活性化し、住人と来客者、住人と住人の人の繋がりを作れます…これはアースデーの敷居を専門家主体から一般市民主体へと戻す事が可能です。
この形態では全員観客で全員将来の出展者と考えていきます。
これによって、特別な知識や商品力がなくても地球を日常から変えられるという認識を市民に啓発できます。イベントは、面で征服しようとすればお金がかかりますが霜降り和牛のように歯抜けでもよければコストをかけす面積はいくらでも増やせるというわけです。
中崎町アースデーは街単位のアースデーではあるけれど、その中で参加したい人、出店したい人だけが自主的に参加する庶民のアースデーだというわけです。
メイン会場になるのは中崎町コミュニティー広場
中崎町コミュニティー広場では「ネオロハス」「アクティブロハス」をテーマに東京アースデーとスカイプ中継でシンポジュームを行います。
「ネオロハス」「アクティブロハス」とは震災以降、放射能の降る中で生きていかねばならない事もある日本人の生活でスローライフ、スロービジネスばかりを言っていられなくなったと考え、これからの新しい地球のための生き方を考えていこうというコンセプトです。
広場で環境ブースを出展、約20から30ブースが出展します。
徒歩数分の所で開催されている「自転車発電エコライブ、アースデーin 大阪」とも連携をして2つのメイン会場を挟む茶屋町から天六へ人の流れをつくります。
これをキッカケに年に1度だけ環境を考えるイベントをするのではなく、他の日常でその日の学びを落としいこんでいく街づくりに直接繋げていく企画を残り364日行っていきます。
年に一度のアースデーは、その一年の成果をスカイプやユーストリームで国内外に発信するシェアの日となるのです。
今までのアースデーは、人が環境というテーマを考えるという「人」と「環境」
他の生態系の生き物を環境に入れるのではなくテクノロジーを持ったまま如何に
人類が地球生態系に帰っていけるかという生活をテーマにするのが中崎町アクティブアースデーです。
ロハスとは人の健康と自然環境の保護を優先的に考えたライフスタイルのことです。
英語のスペルのLOHASは「Lifestyles Of Health And Sustainability」の略で頭文字をつなげたもので、アメリカで生まれたマーケティング用語です。